ユンゲラー 「進化したいです・・・」

  • 2020.04.05
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ユンゲラー 「進化したいです・・・」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/18(水) 18:45:55.94 ID:rc0y8YVk0

ユンゲラー「ご主人!とうとうレベルが80になりましたよ!」

レッド「よーし、いいぞ!」

ユンゲラー「・・・・」

レッド「どうしたんだ?」

ユンゲラー「進化・・・しませんね」

レッド「あ、ああ、そうだな もうちょとレベル上げたら進化できるんじゃないかなぁ・・・」

ユンゲラー「そうですね もう少し頑張ってみます・・・」

レッド「(すまん・・・俺に友達がいないばかりに・・・)」

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/18(水) 18:46:50.34 ID:rc0y8YVk0
ゲンガー「あれ?お前まだ進化してねーの?」

ユンゲラー「お、お前!進化したのか!?」

ゲンガー「ああ、なんかさー 新しいご主人のトコにきたら急に力が沸いてきてよう、そのままゲンガーになっちまったんだ。レベル97にしてようやく進化できたぜ」

ユンゲラー「そ、そんな・・・」

6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/18(水) 18:47:36.43 ID:rc0y8YVk0
ユンゲラー「ご主人・・・それは?」

レッド「ああ、これは進化の石っていうんだ。これを使えばお前も進化できるかなーって思って」

ユンゲラー「本当ですか!?ああ、もう半ば諦めていましたが、まさか進化できる日がこようとは」

レッド「じゃあ、さっそく使ってみるか」

おめでとう!ユンゲラーはピクシーにしんかした!

ピクシー「あれ?」

レッド「すまん、バグったみたいだ。やっぱり裏ショップで買ったアイテムは使わないほうがいいな」

ピクシー「そ、そんなぁ」

~~~~~~~~~~

ユンゲラー「ハッ!夢か」

ゲンガー「なかなか美味だったぜ」

ユンゲラー「キサマ!」

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/18(水) 18:48:59.03 ID:rc0y8YVk0
ユンゲラー「何やってるんですかご主人!ダメですよ出会い系なんて!まだ10歳でしょ!」

レッド「だってよう・・・」

ユンゲラー「だってもクソもありません!サイコキネシス!」

レッド「ウワー!俺のPCが!」

レッド「(お前のために、交換してくれる友達を探してたんだよ・・・)」

11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/18(水) 18:51:33.93 ID:rc0y8YVk0
レッド「あれ?スピアーの入ったボールが無い・・・」

ユンゲラー「しねー!しねしねこうせんで死ねー!」

スピアー「グワー ギギギ」

レッド「何やってんだ!」

ユンゲラー「認めん!レベル10で最終進化できるなんて認めんゾォオオ!」

レッド「落ち着け!」

トランセル「野生の私をお忘れですか」

ユンゲラー「ひのこで死ね」

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/18(水) 18:52:36.20 ID:rc0y8YVk0
ゲンガー「お前に大事な話があります」

ユンゲラー「何だ」

ゲンガー「実はな、お前は通信進化でなければ進化できないポケモンなんだ」

ユンゲラー「う、嘘だ!私だって、もう少しレベルを上げればきっと・・・」

ゲンガー「残念ながら、どれだけ進化が遅いポケモンでも、レベル50代のうちに最終進化を遂げる。しかしお前のレベルは既に80・・・進化の石も効果が無い・・・ということは」

ユンゲラー「嘘だ!嘘だ嘘だ!嘘だ嘘だ嘘だ!」

ゲンガー「嘘だぴょーん!お前の進化条件なんて知るかよバーカwww」

ユンゲラー「テメー!」

レッド「(嘘じゃないんだって・・・!)」

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/18(水) 18:53:25.63 ID:rc0y8YVk0
レッド「どうにかしてユンゲラーを交換しないとな」

ユンゲラー「・・・・・ッ!!!!」

レッド「さっさと交換したいぜ・・・・」

ユンゲラー「交換なんて嫌です!そんなに役立たずですか!?何でもしますから・・」

レッド「うわっ聞いてたのか!?じょ、冗談だよ・・」

ユンゲラー「よかった・・・」

レッド「(オレはお前が一番好きなんだぜ・・早く相手探さないとな・・)」

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/18(水) 18:54:54.22 ID:rc0y8YVk0
レッド「おやつだぞー。今日は不思議なアメだ」

スピアー「うめぇwww」

ゼニガメ「美味すぎわろたwww」

ゴローン「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」

ユンゲラー「・・・」

レッド「どうした?食べないのか?」

ユンゲラー「怖いんです・・・アメを食べてレベルアップするのが。このまま進化せずに100になったらどうしようかと・・・」

レッド「そんな意気地の無いこと言ってどうするんだ!あいつを見習え!」

ゴローンはレベル100になった!

ゴローン「俺は通信進化かよおおおおおおおおン!!」

ユンゲラー「( ゚д゚ )」

15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/18(水) 18:55:26.68 ID:rc0y8YVk0
ゲンガー「もう、いっそのこと夢を食っちまおうか」

ユンゲラー「は?」

ゲンガー「お前の「進化したい!」って夢を俺が食うんだよ。そうすれば進化できずに悩むこともないだろう?」

ユンゲラー「確かに・・・しかしだな、ある人は言いました。『精神的に向上心のないものは、ばかだ』と。進化することを諦めたポケモンなどカス同然!」

ゴローン「人望の無い主人の下でレベル100になった俺に謝れ!」

ユンゲラー「ごめんなさい・・・」

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/18(水) 18:56:47.19 ID:rc0y8YVk0
レッド「実を言うとな・・・お前通信で進化するんだ」

ユンゲラー「・・・え?」

レッド「だからいくらレベルあげたって・・・」

ユンゲラー「・・・」

レッド「・・・いいやつを見つけた。あいつならお前を大事にしてくれる」

ユンゲラー「!ちょっ!まってください!!俺、強くなりますから!進化なんてしなくたって、フーディンになんてならなくたって強くなります!!だから!」

レッド「あばよ・・・ユンゲラー」

ゲンガー「食う気も起きない悪夢だぜ!だが食べる!俺は食べるぞユンゲラー!!」

心の傷はじこさいせいでも癒えないんだぜ・・・

おわり