ユンゲラー 「進化したいです・・・」
- 2020.04.05
- SS
ユンゲラー「ご主人!とうとうレベルが80になりましたよ!」
レッド「よーし、いいぞ!」
ユンゲラー「・・・・」
レッド「どうしたんだ?」
ユンゲラー「進化・・・しませんね」
レッド「あ、ああ、そうだな もうちょとレベル上げたら進化できるんじゃないかなぁ・・・」
ユンゲラー「そうですね もう少し頑張ってみます・・・」
レッド「(すまん・・・俺に友達がいないばかりに・・・)」
ユンゲラー「お、お前!進化したのか!?」
ゲンガー「ああ、なんかさー 新しいご主人のトコにきたら急に力が沸いてきてよう、そのままゲンガーになっちまったんだ。レベル97にしてようやく進化できたぜ」
ユンゲラー「そ、そんな・・・」
レッド「ああ、これは進化の石っていうんだ。これを使えばお前も進化できるかなーって思って」
ユンゲラー「本当ですか!?ああ、もう半ば諦めていましたが、まさか進化できる日がこようとは」
レッド「じゃあ、さっそく使ってみるか」
おめでとう!ユンゲラーはピクシーにしんかした!
ピクシー「あれ?」
レッド「すまん、バグったみたいだ。やっぱり裏ショップで買ったアイテムは使わないほうがいいな」
ピクシー「そ、そんなぁ」
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ユンゲラー「ハッ!夢か」
ゲンガー「なかなか美味だったぜ」
ユンゲラー「キサマ!」
レッド「だってよう・・・」
ユンゲラー「だってもクソもありません!サイコキネシス!」
レッド「ウワー!俺のPCが!」
レッド「(お前のために、交換してくれる友達を探してたんだよ・・・)」
ユンゲラー「しねー!しねしねこうせんで死ねー!」
スピアー「グワー ギギギ」
レッド「何やってんだ!」
ユンゲラー「認めん!レベル10で最終進化できるなんて認めんゾォオオ!」
レッド「落ち着け!」
トランセル「野生の私をお忘れですか」
ユンゲラー「ひのこで死ね」
ユンゲラー「何だ」
ゲンガー「実はな、お前は通信進化でなければ進化できないポケモンなんだ」
ユンゲラー「う、嘘だ!私だって、もう少しレベルを上げればきっと・・・」
ゲンガー「残念ながら、どれだけ進化が遅いポケモンでも、レベル50代のうちに最終進化を遂げる。しかしお前のレベルは既に80・・・進化の石も効果が無い・・・ということは」
ユンゲラー「嘘だ!嘘だ嘘だ!嘘だ嘘だ嘘だ!」
ゲンガー「嘘だぴょーん!お前の進化条件なんて知るかよバーカwww」
ユンゲラー「テメー!」
レッド「(嘘じゃないんだって・・・!)」
ユンゲラー「・・・・・ッ!!!!」
レッド「さっさと交換したいぜ・・・・」
ユンゲラー「交換なんて嫌です!そんなに役立たずですか!?何でもしますから・・」
レッド「うわっ聞いてたのか!?じょ、冗談だよ・・」
ユンゲラー「よかった・・・」
レッド「(オレはお前が一番好きなんだぜ・・早く相手探さないとな・・)」
スピアー「うめぇwww」
ゼニガメ「美味すぎわろたwww」
ゴローン「ハムッ ハフハフ、ハフッ!!」
ユンゲラー「・・・」
レッド「どうした?食べないのか?」
ユンゲラー「怖いんです・・・アメを食べてレベルアップするのが。このまま進化せずに100になったらどうしようかと・・・」
レッド「そんな意気地の無いこと言ってどうするんだ!あいつを見習え!」
ゴローンはレベル100になった!
ゴローン「俺は通信進化かよおおおおおおおおン!!」
ユンゲラー「( ゚д゚ )」
ユンゲラー「は?」
ゲンガー「お前の「進化したい!」って夢を俺が食うんだよ。そうすれば進化できずに悩むこともないだろう?」
ユンゲラー「確かに・・・しかしだな、ある人は言いました。『精神的に向上心のないものは、ばかだ』と。進化することを諦めたポケモンなどカス同然!」
ゴローン「人望の無い主人の下でレベル100になった俺に謝れ!」
ユンゲラー「ごめんなさい・・・」
ユンゲラー「・・・え?」
レッド「だからいくらレベルあげたって・・・」
ユンゲラー「・・・」
レッド「・・・いいやつを見つけた。あいつならお前を大事にしてくれる」
ユンゲラー「!ちょっ!まってください!!俺、強くなりますから!進化なんてしなくたって、フーディンになんてならなくたって強くなります!!だから!」
レッド「あばよ・・・ユンゲラー」
ゲンガー「食う気も起きない悪夢だぜ!だが食べる!俺は食べるぞユンゲラー!!」
心の傷はじこさいせいでも癒えないんだぜ・・・
おわり
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