サトシ「ポケモンバトルだ!」 ワイ「臨むところや!」
- 2020.03.06
- SS
ワイ「デンチュラ!いとをはく!」 サトシ「かわせ!」
http://www.pokemon-matome.com/archives/21810304.html
サトシ「ワイさん!」
ワイ「おはんはマサラタウンのサトシか」
ワイ「久しぶりやな。少しは強うなったんか」
サトシ「もちろんです!」
サトシ「だから、オレとバトルしてくだちい!」
ワイ「臨むところや!」
ワイ「今回はちいと手抜いたるわ」
サトシ「いえ、オレは全力のワイさんとバトルしたいです!」
サトシ「オレはどんなに相手が強くても最後まで諦めませんよ!」
ワイ「ほう……」
ワイ「ええで。本気で勝負したるわ」
サトシ「ありがとうございます!」
アイリス「虫タイプに強いポケモンを手持ちに入れた方が良いわ」
デント「んんwwww片腹痛しwwww前回が虫統一だっからといって今回も同じとは限らないよ」
サトシ「お前らいたのか」
アイリス「………」
デント「………」
サトシ「結局ワイさんは何を出すんだ……?」
ワイ(今回は>>14タイプや……!)
サトシ「行けっ!!オニゴーリ!」
アイリス「イワーク!?ってことは岩や地面タイプかしら」
デント「いや。今回もタイプを統一しているとは限らないよ」
デント「それにしてもオニゴーリとイワークか……!」
アイリス「寒いの苦手……」
デント「あっそういう無駄な設定足して媚びるのやめてもらって良いですか」
アイリス「………」
オニゴーリ「実に合理的な判断です」ビームビーム!
ワイ「穴を掘ってかわせ!」
イワーク「イワァァァァク!!」
ズボッ
サトシ「くっ……あられ!」
オニゴーリ「ゴーリキィ!!」
パラ パラ
ワイ「ほう…考えたなサトシ!」
ワイ「これでワイのイワークは地上に出ればダメージを受けるようになった!」
サトシ「え?あっはい!」
サトシ「あれからオレもいろいろ考えたんです!」
ワイ「そうか」
ワイ「だがしかし!ワイのイワークがこの程度で怯むと思ったら大きな間違いや!」
ワイ「イワーク!今や!」
イワーク「グオォォォ!」
ズボッ
サトシ「何ッ!?」
オニゴーリ「ンホォォォ!!」
ザザザザザ
サトシ「あられが消えた……!」
ワイ「どうや!これで戦況は一気にひっくり返ったで!」
サトシ(どうする……?もう一度あられを使うか…?)
サトシ(いや、そんな事している間にきっと反撃される)
デント「やはりワイさんは強いね…」
デント「でも、以前と比べるとサトシは確実に成長している」
アイリス「イワークが弱いだけなんじゃ……」
ワイ「イワーク!まきつく攻撃や!!」
サトシ(……そうだ!)
オニゴーリ「!?」
オニゴーリ「実に不合理だな」ギギギギギ
ワイ「何を……!?」
ワイ(まきつく攻撃は一度捕まったらなかなか抜け出せん)
ワイ(あいつ何を考えているんや……?)
ワイ「……ハッ!!」
ワイ「イワーク!今すぐ離れるんや!」
イワーク「グォ!?」
サトシ「無駄や!」
サトシ「大爆発!!」
イワーク「!?」
アイリス「!?」
デント「wwww」
オニゴーリ「!?」
チュドーーン!!
ワイ「イワークゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」
サトシ「ははははははははは!!」
サトシ「さあ、バトルを続けようぜ」
ワイ「ちょっとまってんか!」
サトシ「……?」
ワイ「何でや!?」
サトシ「……何がですか?」
ワイ「何で…何で大切なポケモンに大爆発なんてさせられるんや!?」
ワイ「………」
サトシ「オレのオニゴーリは無敗だからですよ」
ワイ「……!?」
サトシ「オレのオニゴーリはね、これまで無敗なんですよ」
サトシ「その記録を途切れさせたくはない」
サトシ「記録を途切れさせるくらいならば俺は相討ちに持ち込みますよ」
ワイ「……!」
サトシ「それに、どんなにダメージを受けても、ポケモンセンターに連れて行けば元通りですからね^^」
ワイ「……コイツ……」
ワイ「サァトシくぅん……お前は…」
ワイ「お前は人間じゃねぇ!!」
サトシ「……!」
サトシ「……あいつと同じ事を言うんですね」
ワイ「あいつ……?誰のことや」
サトシ「……そんな事はどうでもいい」
サトシ「勝負を続けましょう」
ワイ「せやな」
ワイ「…おはんの腐った性根…叩き直したる……!」
サトシ「行けっ!チャオブー!」
アイリス「マグカルゴとチャオブー……」
デント「普通に考えれば格闘タイプのチャオブーが有利だけど……」
サトシ「チャオブー!ニトロチャージ!」
チャオブー「ぶひwwww」ドドドド
マグカルゴ「でっていう」
カチン
チャオブー「ぶひひwwww」
ドン!
チャオブー「ブフwwwwwwww」
アイリス「チャオブーがダメージを受けた!?」
デント「ただでさえ防御力の高いマグカルゴが鉄壁を使ったんだ。無理もないよ」
デント「それに…」
サトシ「なんてこったい……」
アイリス「なんて卑怯なの……!」
アイリス「サトシー!!そんな奴倒しちゃってー!!」
サトシ「物理がだめならこれだ!」
サトシ「チャオブー!ほのおのちかい!」
チャオブー「ブホッwwww」
ドッドッドッ
ワイ「マグカルゴ!だいちのちから!!」
ドドドドドドドド
バタリ
サトシ「チャオブー!」
チャオブー「」グルグル
ワイ「サトシ。お前の育て方ではこれが限界や」
サトシ「チャオブー……」
ワイ「本当の強さを得たいなら……」
ワイ「仲間と本当の絆を築きたいなら……」
ワイ「ポケモンマスターになりたいのならばもっとトモダチの事を……」
サトシ「まあいいか」
サトシ「チャオブーがやられてもまだ四匹残っている」
サトシ「そもそもこの豚にはそれほど期待していなかったからな」
ワイ「……このクズが…!」
サトシ「次のポケモンにはそんな守りは通用しないぜ!」
ワイ「……何?」
サトシ「行けっ!」
だーれだ?
ダダッダンダダダダ
答えは?
キングラー「へいへーい」
キングラー「へいへーい」
アイリス「水タイプの攻撃はマグカルゴに効果抜群ね!」
デント「んんwwwwギロチンはありえないwwww」
サトシ「キングラー!クラブハンマーだ!」
ブン!
ワイ「てっぺき!」
ガキンッ!
キングラー「……!」
マグカルゴ「でっ?ていう」
サトシ「くっ…まだだ!しおみず!」
キングラー「へいへーい」プシャー
ワイ「まもる!」
マグカルゴ「でっ?ていう」
アイリス「どうにか倒せないの!?」
デント「恐らく、キングラーではマグカルゴを倒すことが出来ないだろう」
アイリス「そんな!」
デント「ただ……」
サトシ「ハサミギロチン!」
キングラー「へいへーい!」
デント「ハサミギロチンを当てることが出来れば……!」
ザクッ
デント「ハサミギロチンはおそろしく当たりにくい技だ」
アイリス「デントってば」
デント「ハサミギロチンが当たるまで体力が持つかどうか……」
アイリス「デントがしゃべってる間にあっさり当たったんだけど」
デント「えっ」
ワイ「戻れ!」
ダイノーズ「マーリオーゥwwww」
サトシ「ダイノーズか……このままキングラーで行くぜ!」
キングラー「おう」
サトシ「キングラー!ハサミギロチン!」
ワイ「ふっ……馬鹿の一つ覚えだな」
サトシ「なんだと!?」
ガキィン!
サトシ「効いてないだと……?」
デント「サトシ!ダイノーズの特性はがんじょう!」
デント「一撃必殺技が効かないんだ!」
サトシ「学校で習ってないし!」
キングラー「痛いし」
アイリス「もう…子供ねぇ……」
デント「ハッ…!サトシ!ダイノーズ相手にその距離は不味いよ!」
サトシ「どういうことだ!?」
ワイ「もう遅い!」
ワイ「ダイノーズ!でんじほうや!!」
ダイノーズ「無能力者はゴミクズ。あっ佐天さんは別よ?」
ドン!
サトシ「チッ…役立たずめ……」
サトシ「戻れ」
サトシ「こうなったらお前に任せるぜ!」
サトシ「行けっ!ピカチュウ」
老害「ピッカ!」
デント「普通ならピカチュウは圧倒的に不利だ」
デント「それでもピカチュウならなんとかしてくれる気がするよ」
アイリス「そうね!」
サトシ「ピカチュウ!でんこうせっか!」
老害「ピカ!」
コン
ダイノーズ「あれ、何か当たった?」
老害「ピカ!?」
ダイノーズ「マーリオーゥwwww」
ドン!
老害「チャー」グルグル
サトシ「チッ…たむけんの真似してる余裕があるならタマの一つでも取って来いや」
デント「これでワイさんが一歩リードだね」
アイリス「でもまだどっちが勝つか分からないわ」
ドダイトス「カーメ!」
サトシ「ドダイトス!お前には全く期待していないからリラックスしろよ!」
ドダイトス「………」
ワイ「相性が悪いな……だが」
ワイ「れいとうパンチ!」
ボコォ!
ドダイトス「うぐぅ」
サトシ「くっ……ええと6匹目は……」
サトシ「あれ?」
ワイ「あれを耐えただと……!?」
サトシ(おかしいな……)
サトシ「ええと…じしん!」
ゴゴゴゴゴ
ダイノーズ「不謹慎だ!直ちに取り締まるべきだ!」
ダイノーズ「」グルグル
ワイ「行くで!ギガイアス!」
ギガイアス「ギガ!」
サトシ「ドダイトス!反撃の隙を与えるな!リーフストーム!」
ドダイトス「どっせい!」
ビビビビビ
ギガイアス「ギ…ガ…」
サトシ「耐えた…!?」
デント「ギガイアスの特性のがんじょうだ!」
ギガイアス「ギ-ガ!」
とてとてとて
サトシ「ドダイトス!奴を近づけるな!」
サトシ「じしん!」
ドダイトス「ドダ!」
サトシ「これはかわせまい…!」
ワイ「跳べ!」
サトシ「!!?」
ぴょん
サトシ「嘘だろ……」
アイリス「ギガイアスが東京タワーと同じくらい高く跳ぶなんて…」
デント「あれに押しつぶされたらひとたまりも無いだろうね……」
サトシ「何をするつもりだ…!?」
ワイ「ギガイアス!」
ワイ「だいばくはつ!」
デント「えっ」
アイリス「えっ」
ドン!
ドダイトス「」グルグル
ギガイアス「」コナゴナ
サトシ「おい!どうなってんだ!」
ワイ「(爆発したら)いかんのか?」
サトシ「アンタがさっき言ったんだろうが!」
サトシ「オレが爆発させたときに!!」
サトシ「お前は人間じゃないと!!!」
ワイ「せやかてギガイアスの仕事は爆発する事やし……」
サトシ「はぁぁぁぁぁ!?」
ワイ「何が?」
サトシ「爆発させたら人間じゃないってなんなん!?」
サトシ「つまりアンタ人間ちゃうん!?」
ワイ「えっ知らなかったん?」
サトシ「はぁぁぁぁぁぁ!?」
サトシ「ほなアンタなんなん!?」
ワイ「うーん……おはんらからしてみれば神様みたいな存在?」
サトシ「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ワイ「言ったとおりの意味やけど」
サトシ「あああああああああ!!」
ワイ「おはん荒れとるなあ」
サトシ「誰のせいやねん!」
ワイ「不景気?」
サトシ「アンタのせいやろ!」バシン
サトシ「せや、何か神様って証明出来るもの無いんか?」
ワイ「うーん……あっそうだ」
サトシ「なんやねん」
ワイ「素顔を見せよう」ビリビリ
サトシ「って自分変装マスクやったんかーい」
ビリビリ
???「ほい」
サトシ「お…お前……いや、あなたは……!」
湯山「やあサトシ君」
アイリス「ねえデント、このおじさん誰?」
デント「さあ…?僕は若い男にしか興味無いからね」
サトシ「バ、バッキャロー!」
バキ!
アイリス&デント「ぶへっ!」
サトシ「こ…このお方の機嫌を損ねたら消されるぞ!」
サトシ「このお方は……アニメポケットモンスターシリーズの総監督なんだ!」
デント「なっなんだってー」
サトシ「ちなみに俺がいつもリーグで負けてしまうのは途中で監督の機嫌を損ねてしまうからなんだ」
アイリス「じゃ…じゃあもし私が機嫌を損ねたら……?」
サトシ「仮に存在を消されずに済むとしても、恐らくキバゴはゴミ虫のままだろう……」
デント「僕は……?」
サトシ「この先一切手持ちが増えず、進化もせず。Nさんに完全に出番を喰われるだろうな……」
監督「サァトシくぅん…」
サトシ「っひゃい!」
監督「ちょいと教育がなってないんじゃないか?」
サトシ「申し訳御座いません!どうか、どうか今までの無礼をお許し下さい!」
監督「でもねえ…君にも罵詈雑言を浴びせられたわけだし」
サトシ「すみませんすみません!どうか監督の広いお心で……!」
サトシ「!!」
サトシ「それだけは!それだけはどうか御勘弁を!!」靴ペロペロ
サトシ「何なら次のリーグは予選敗退でも良いです!」
サトシ「ですから!あの話だけは!!」
アイリス「ねえサトシ。あの話って……?」
サトシ「それは……」
サトシ「監督。わざわざ教える必要はありません」
監督「良いじゃないか。立派な事なんだ」
サトシ「くっ……」
監督「アイリス君にデント君」
監督「サトシ君は実は……」
アイリス&デント「………」ゴクリ
監督「…毎年リーグで優勝出来なくても良いから、映画で全国の子ども達に伝説のポケモンを……と頼みに来ているのだ」
デント「サトシ…君って奴は……」
サトシ「オレはちびっ子達の笑顔が見たいんだ……」
サトシ「そのためならオレは…大きなお友達になんと罵られようが構わない」
アイリス「サトシ………」
デント「……そうだ!」
デント「監督。まだ勝負は終わっていませんよ」
監督「……ほう」
監督「サトシ君が勝てばゲノセクトを配信…そう言いたいのか」
デント「理解が早くて助かります」
サトシ「デント……」
監督「面白い。良いだろう」
デント「ありがとうございます」
サトシ「あっありがとうございます!」
デント「サトシ。お礼を言うのは勝ってからだよ☆」
サトシ「…そうだな」
アイリス「サトシ。絶対に勝ってよ」
サトシ「ああ。ちびっ子達の笑顔は俺が守るぜ!」
サトシ「行けっ!リザードン!」
リザードン「グォォ!!」
ドサイドン「はいさーい!」
サトシ「リザードン!ちきゅうなげだ!」
リザードン「グォォ!!」ビュン
監督「がんせきほう」
ドン!
サトシ「リザードン!」
サトシ「そんな……」
監督「決まりだな」
サトシ「監督!もう一度だけチャンスを……!」
監督「あまり醜態を晒すな」ゲシ
サトシ「あうっ」
サトシ「………」
監督「………フン」
監督「まだ諦めないと言うならば……」
サトシ「……?」
監督「明日、最強のメンバーを揃えてここに来い」
サトシ「………!」
監督「これが最後のチャンスだ」
サトシ「……俺は…」
おわり
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