マミ 「いっけぇ!マクノシタ!」
- 2020.04.02
- SS
マミ「あんっ、またやられちゃったわ」
まどか「マミさんはマクノシタ大好きですね」
マミ「ええ、黄色くてプクっとしてて可愛いでしょっ」
まどか「すっごくお似合いですよ。ティヒヒッ」
まどか「私ですか?ウェヘヘ…私はハピナスです」
マミ「えーっと…あら、まだ図鑑にないわ」
まどか「ラッキーがなつくと進化してくれるんですよ」
まどか「コミュニケーション能力が必要なんです…ウェヒヒヒ」
マミ「…」
まどか「じゃあ、ミミロップって知ってますか?」
マミ「え…えっと…ごめんなさいまだ出てないの…」
まどか「ミミロップもミミロルがなつき度で進化するですよウェヘヒヒッ」
まどか「じゃあじゃあ、ゴローニャって知ってますか?ゴローンの進化系です」
マミ「ええっ!ゴローンって進化するの?」
まどか「しますよ」
マミ「で…でも私のゴローンもうレベル86なのに…」
マミ「ど…どうして進化してくれないの…」
まどか「通信交換で進化するんですよ」
まどか「ウィヘヘヘヒヒッ…」
まどか「いやぁ…」(ひどく下品な笑顔)
まどか「対戦したり、ポケモンを効果したりコミュニケーションとれますよ」
マミ「そう…なの…」
まどか「…」
まどか「マミさん」
マミ「なにかしら…」
まどか「私と通信、してみますか?」
マミ「鹿目さん…!」パァァ
まどか「任天堂宛って封筒に書いて5千円送ると通信できますよ」
マミ「お金がかかるのね…。いまあったかしら…」
まどか「ウェフッ…嘘ですよ、マミさん。お金なんていりませんよ」
マミ「そ…そうなの?」カァァ
まどか「必要なのは、お友達だけです」
マミ「鹿目さん…///」
まどか「じゃあポケモンセンターの二階から通信ルームに入ってください」
マミ「ええ(に…2階があったのね…)」
まどか「マミさんはゴローンを私に渡してください」
マミ「ええっ、この子をあげるの…?」
まどか「進化のために必要なんです。すぐ返しますよ」
マミ「わ…わかったわ…」
まどか「それじゃあ私はこのサマヨールを渡しますね」
マミ「か…かわいい…!」
まどか「ウェヒヒ」
てってってってってってってってーん
ばいばい!ゴローン!
マミ「ばいばい…ゴローン…」ウルウル
マミ「まんまるくて可愛い…//」
おや?サマヨールのようすが…!
マミ「えっ!?」
おめでとう!サマヨールはヨノワールにしんかした!
マミ「え…えっ…?」ワタワタ
まどか「マミさんどうかしましたか?」
マミ「えっ!?な、なんでもないわよ!」
マミ(ど…どうしよう…鹿目さんのサマヨールが勝手に進化しちゃった…)
マミ(私のせいなのかしら…うう…怒るかなぁ鹿目さん…)プルプル
まどか「やっぱり自分で育てたポケモンって愛着がわきますよねぇ。ティヒ」
マミ「そ、そうね!うん!」ガクガク
マミ(どうしようーっ!!)
マミ「ひっ!?」ビクゥッ
まどか「どうかしましたか?」
マミ「そ…そうね…それじゃあ私はなにを渡そ…
まどか「いえ、さっきのヨノワールを返してもらえたら結構ですよぉ」ニタァ
マミ「ひ…ひぃぃ…」ジワァ
まどか「マミさん?」
マミ「ちょ…ちょっとお腹の調子が…!」ダッ
まどか「…」
まどか「DS置きっぱなしで行っちゃった。そんなに焦っちゃったんだね」
まどか「ウェヒヒッ…やっぱりマミさんかわいいなぁ」
ピコピコ
まどか「DSが手汗でグッショリだよぉ。しっかりヨノワールに進化してる…ティヒッ」
まどか「でもそれに気付いてないマミさんもかわいいなぁ…よっぽどテンパってたんだね」
スタスタスタ…
まどか「あ、戻ってきたかな?」
ガチャッ
マミ「鹿目…さん…」ズゥゥン
まどか「マミさん、私のサマヨールが」
マミ「ほんっ…とうにごめんなさい!」ガバッ
まどか「わあっ…!」
マミ「私…ポケモンのことなんにも知らなくて…よくわからないまま…うっ」
マミ「そしたら…ぐすっ…サマヨールが…しんかしたって…うっ…サマヨールが…」
まどか「マミさん…」
マミ「ごめんなざいっ!ゆるじで…ううっ…ごめんなざぃぃぃ…」ウワァァァァァン
まどか(マジ泣きしちゃった…)
まどか「マミさん」
マミ「ひっ…」ビクッ
まどか「大丈夫ですよ。私、全然怒ってないです…」ギュッ
マミ「鹿目さん…」ウルウル
まどか「ウェヘヘ…」ムニムニ
まどか(役得役得…ウェヘヘヘ)
マミ「でもどうしてサマヨールは
進化しちゃったのかしら…」
まどか「私もよくわかんないですけど…もしかしたら私の不注意だったかもしれません」
マミ「そっ…そんな…!鹿目さんは悪くないわ!」
まどか「ありがとうございます…」
まどか(10:0で私なんだけどね)
マミ「そ…そうね。ごめんなさい、私のせいでこんなことになってしまって…」
まどか「えっ、い…いえ、全然気にしてないですよ。ウェヘヘヘ…」
マミ「私…要領が悪くて…気も効かなくて…」
まどか「ま…マミさん?」
マミ「謝っても謝りきれないわね…」ジワ
まどか「そんなことないですよ?全然大丈夫ですから」
マミ「こんなことで許して貰えるかわからないけど…一生懸命ケーキを焼くわ」
マミ「おいしい紅茶も用意する!」
マミ「言葉で返しきれない分、気持ちをモノに変えて鹿目さんにごちそうするわ…」
まどか「あ…あの…」
マミ「まっててね、鹿目さん!」
まどか「は…はい…」
マミ「大丈夫…私がぜんぶ…頑張るから…!」コネコネ
まどか「…」
マミ「ちょっとそこのバターを取っ…
マミ「なんでもないわ!自分で…自分で…」
まどか「あう…」ソワソワ
マミ「これでよし…次は…」
まどか(健気すぎるよ…不憫だよぉ…絶対男の子になんかあげない…)
マミ「よいしょ…っと」
まどか(んんん…手持ち無沙汰…)
マミ「中は…うん、ちゃんと火も通ってる…」
まどか(願い事マミさんと結婚とかでいいかなもう)
マミ「鹿目さん!」
まどか(生やしちゃおうかな…それってできるのかな…?)
マミ「鹿目さん…?」
まどか「わひっ!はい!なんですか?」
マミ「遅くなっちゃってごめんなさい…できあがりです…」スッ
テッテレー
まどか「うわあ!すごいですマミさん!お店のケーキみたい!」
マミ「そ…そうかしら…///」
まどか「そうですよ!おいしそう…!」キラキラ
まどか「もうマミさんたらまた…大袈裟ですよー!」
マミ「ごめんなさい…。えへへ…」
マミ「誰かのために何かを作るのがこんなに楽しいなんて…」
まどか「…」ソワソワ
マミ「うれしいな…誰かに喜んでもらえるって…」
まどか「…」プルプル
まどか「マミさんだぁいすき!!」ギュムッ
マミ「きゃっ!?」
まどか「私マミさんみたいな先輩と会えてすごく良かったと思ってます」
マミ「鹿目さん…うん、私も同じ…」
まどか「ケーキ、一緒に食べましょっか」
マミ「うん!」
おしまい
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