キルリア♂ 「ぼくは・・・サーナイト・・・になろうかなあ・・・」

  • 2020.04.01
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キルリア♂ 「ぼくは・・・サーナイト・・・になろうかなあ・・・」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:05:08.53 ID:jf3Jlv+d0

キルリア♀「私、おっきくなったらエルレイドになるの!」

キルリア♂「へぇー・・・」

キルリア♀「♂はなにになるの?」

キルリア♂「ぼくは・・・サーナイト・・・になろうかなあ・・・」

キルリア♀「おっもしろくないの! エルレイドのほうがず~~~~~っとかっこいいのに!」

キルリア♂「でも・・・僕・・・あんなふうに強くないし・・・」

キルリア♀「つまんない!じゃあ私一人でかっこいいエルレイドになるもん!」

キルリア♂「・・・僕も、立派なサーナイトになるよ」

2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:07:31.28 ID:jf3Jlv+d0
キルリア♀「エルレイドさんっ!」

エルレイド「・・・ん、今日も来たか」

キルリア♀「今日もエルレイドさんみたいにつよくしてくださいっ!」

エルレイド「そうだな・・・今日教える技はな、てだすけだ」

キルリア♀「え~~~!!またつまらないの!エルレイドさんみたいにかっこいい技教えてよお!」

エルレイド「ダメだな。立派なエルレイドたるもの、基礎を整えなくては何も始まらない」

キルリア♂「僕も・・・その通りだと思うなあ」

キルリア♀「♂っ!あなたはサーナイトになりたいんでしょ!口出さないで!」

キルリア♂「いや・・・絶対その通りだと思う・・・」

キルリア♀「・・・・わかった。エルレイドさん、てだすけおしえて」

エルレイド「よし・・・まずはな・・・」

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:10:00.45 ID:jf3Jlv+d0
エルレイド「うおおおおッッ!!!」

ドゴォッ!

ハリテヤマ「」

キルリア♀「はあ~~、エルレイドさんかっこいいなあ。あんな大きなポケモン相手でも簡単に倒しちゃうもん」

キルリア♂「・・・そうだね」

ゾワッ

キルリア♀「ひっ!!なにあれ!?」

キルリア♂「・・・ヨノワールだ」

キルリア♀「お、お化け・・・!?わわ・・・」

9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:15:18.94 ID:jf3Jlv+d0
エルレイド「二匹ともッ!下がってろッッッ!!」

ヨノワール「ウヒヒヒ、子供二匹連れ去ろうかと思ったら余計なのがくっついてたか。さて、この手のポケモンの扱いはこうだ」

ヨノワール の おにび!

エルレイド「・・・」

エルレイド は マジックコート で おにび を 跳ね返した!

ヨノワール「あつっ!あつつっつつつつ!!!!」

キルリア♂「・・・すごい」

キルリア♀「やったあ!!」

11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:18:53.58 ID:jf3Jlv+d0
ヨノワール「く、くそっ!マジックコートだなんてきいてねえぞ!ちくしょう!」

やせい の ヨノワール は にげだした !

エルレイド「・・・大丈夫か」

キルリア♀「すごい!かっこいい!!エルレイドさん!」

キルリア♂「・・・はい。ありがとうございました」

キルリア♀「わたし、絶対エルレイドになる・・・」

12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:22:26.04 ID:jf3Jlv+d0
ポカ、ポカ、ポカ

キルリア♀「えいっ!えいっ!えいっ!」

キルリア♂「・・・もうやめたほうがいいよ」

キルリア♀「いいのっ!こうして、ふんっ!木に毎日頭突きしてっ!強くなるの!」

キルリア♂「・・・頭、痛めないようにね」

ガサッ!

エイパム「うるせえ!寝れないじゃねえか!頭突きならよそでやってくれ!」

キルリア♀「ひっ!ご、ごめんなさい・・・」

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:26:21.59 ID:jf3Jlv+d0
キルリア♂「・・・ほらね」

エイパム「ん?あんたメスかい?なんで頭突きなんて覚えてるんだい?」

キルリア♀「そうですよ!こうして鍛えてるんです!」

エイパム「え?一体なんのために?」

キルリア♀「なんのためって、エルレイドになるためですよ!!!」

エイパム「・・・ぷっ」

キルリア♂「・・・・!!」

16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:29:37.81 ID:jf3Jlv+d0
エイパム「ぷーーーーーーーーーーーーーーーひゃははははははははははははは!!!!!メスのキルリアがエルレイドに!!!」

キルリア♀「な、なにがおかしいの!?」

エイパム「こいつは傑作だ。ヒーーッヒッヒッヒ、こりゃおかしい。お嬢ちゃん、おっきくなるときに恥かかないように言っとくがな、エルレイドはオスしかなれねえんだよ!ぷ、ぷひひひひひひひひ」

キルリア♀「・・・・っ!?」

キルリア♂「・・・・・」

エイパム「プヒヒヒヒ、おっと、恨むんじゃねえぞ、逆に感謝してほしいくらいだぜお嬢ちゃん!」

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:33:07.30 ID:jf3Jlv+d0
キルリア♀「・・・・・」 ダッ!

キルリア♂「あっ・・・」

エイパム「追いかけてやったほうがいいぜー。彼女相当傷ついてるみたいだからな」

キルリア♂「・・・・」ジッ

エイパム「おーおー怖い怖い。じゃあ俺は御暇させて頂きますか」

キルリア♂「・・・・」 ダッ!

エイパム「フフフ・・・フヒャヒャヒャヒャ!!」

エイパム「ここまで計画通りだな・・・」

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:37:59.02 ID:jf3Jlv+d0
-森の奥-

キルリア♀「ひぐ・・・えっぐ・・・」 とぼ・・・とぼ・・・

エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!エルレイドはオスしかなれねえんだよ!

キルリア♀「うわああああああああああああああああん!!!!」

ヨマワル「おっとーこんな夜更けに可愛い泣き声!」

ジュペッタ「おい、茶番はナシだぜ」

キルリア♀「ひっ!?お、おばけ!?」

ヨノワール「お嬢ちゃん、久しぶり」

22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:41:06.32 ID:jf3Jlv+d0
キルリア♀「ひゃ!?なにするの!?」

ヨノワール「覚えてるかい、おっとー、抵抗しないほうがいいぜ」

キルリア♀「こ・・・んのォ!!!」

キルリア の ずつき !

ヨノワール には 効果が無いみたいだ・・・・

ヨノワール「残念、ノーマルタイプの技は効かないんだ」

エイパム「ヒヒヒ、そういうこと」

キルリア♀「あ、あのときのエイパム!」

ゾロアーク の イリュージョン が とけた!

ゾロアーク「ヒッヒッヒッヒ、まんまとはまってくれた」

24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:44:56.07 ID:jf3Jlv+d0
キルリア♀「・・・!!!!」

ヨノワール「さああ~~~~てあのエルレイド・・・可愛がってるキルリアちゃん達が死んだら・・・ど~~~~~~~う思うかなァ~~~~~!?ヒャッヒャッヒャッヒャ!」

キルリア♀「・・・達・・・!?」

ゾロアーク「そろそろ来るはずだぜー、お、来たきた」

キルリア♂「・・・・・・」

25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:48:09.97 ID:jf3Jlv+d0
ヨマワル「ここまで計画どおぉ~~~~り!!さあ坊や素直にブギャ!」

キルリア♂ の れいとうパンチ!

ヨマワル は たおれた !

ジュペッタ「こ、このガキ・・・!」

キルリア♂ は くろい てっきゅう を なげつけた!

こうか は ばつぐんだ!

ジュペッタ は たおれた!

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:52:29.71 ID:jf3Jlv+d0
ヨノワール「!?なんだッ!?こいつッ・・・!!」

ゾロアーク「ぶっ殺してやる!!」

キルリア♀「♂ッ!危ない!」

キルリア♀ の フラッシュ!

ゾロアーク の 命中率 が 下がった!

ゾロアーク「おわっ!?」

ゾロアーク の ナイトバースト!

しかし ゾロアークの こうげき は 外れた!

30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:55:29.05 ID:jf3Jlv+d0
キルリア♂「♀を・・・・返せッッ!!」

キルリア♂ の おんがえし!

ゾロアーク は たおれた!

ヨノワール「この・・・糞ガキィ!!!」

ヨノワール の シャドークロー!

こうかはばつぐんだ!

キルリア♂はきあいのタスキでもちこたえた!

34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 19:57:23.38 ID:jf3Jlv+d0
キルリア♀「♂っ・・・!」

キルリア♂「♀・・・頼む」

キルリア♀「・・・」コクッ

キルリア♀ の てだすけ !

キルリア♀ は キルリア♂ を てだすけする たいせいに はいった!

キルリア♂ の しねんのずつき!

ヨノワール は たおれた!

35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 20:01:21.32 ID:jf3Jlv+d0
キルリア♂「・・・・ハァ・・ハァ・・・」

キルリア♀「♂・・・ありがとう・・・」

キルリア♂「さあ、帰ろう・・・」

キルリア♀「・・・・」

キルリア♂「ほら、手」

キルリア♀「・・・うん」

キルリア♂「行こうか」

キルリア♀「あ・・・待って」

キルリア♀ の フラッシュ !

キルリア♀「暗いから、こうして帰ろう」

キルリア♂「・・・うん、ありがとう」

38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 20:04:22.19 ID:jf3Jlv+d0
とぼ・・とぼ・・・

キルリア♀「・・・ひぐっ」

キルリア♂「どうしたの、もう大丈夫だよ」

キルリア♀「だって、エルレイドに・・・なれないって・・・」

キルリア♂「・・・・」

ポトッ

キルリア♂「!・・・・雪だ」

キルリア♀「うわああああん!!」

キルリア♂ の マジカルリーフ !

マジカルリーフは木の形となり、フラッシュが木を照らしている

キルリア♂「・・・ほら、クリスマスツリー」

キルリア♀「・・・・・ひぐっ」

キルリア♂「元気出して」

キルリア♀「・・・綺麗・・・」

40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 20:06:42.26 ID:jf3Jlv+d0
-翌日-

キルリア♂「♀・・・」

キルリア♀「どうしたの?」

キルリア♂「大事な話があるんだ」

キルリア♀「・・・・?どうしたの?」

41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 20:08:53.72 ID:jf3Jlv+d0
キルリア♂「僕、前からエルレイドさんにも相談してたんだけど、これから人間のいるところへ行くんだ。人間いるのところに行って、強いトレーナーと一緒に強くなりたい」

キルリア♀「・・・!?そ、そんな突然、どうしたの!?」

キルリア♂「いいんだ。前から決めていたことだから」

キルリア♀「やめてよ!一緒にいようよ!ずっと!ずっと・・・!」

キルリア♂「・・・ダメだよ。ずっと前から行こうと思ってたんだ」

キルリア♀「そっか・・・♂・・・変なところで意地っ張りだから、絶対変えないよね・・・。♂のことは一番わかってる。・・・応援するよ!」

キルリア♂「・・・ありがとう。最後に会えてよかった・・・じゃあ、エルレイドさんにもよろしく」

42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/26(月) 20:13:01 ID:jf3Jlv+d0
とぼ・・・とぼ・・・
キルリア♂の姿が遠くなっていく

キルリア♀「ひぐっ・・・ひどいよ・・・いきなり・・・さよならだなんて・・・」

キルリア♀「グスッ・・・・・スゥーーッ・・・♂ぅぅ!!!!私っ!!!いつか!!♂に負けないくらい立派で!かっこいい!サーナイトになるから!!!♂もっっ!!!誰にも負けないエルレイドになってね!!!!誰にも!誰にも!!!」

キルリア♀「約束だよーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!」

~~~~

?????「サーナイト!!サイコキネシスだ!!」

???「・・・・・強いな
         それでこそ 心躍る!」

???「行けッ!!エルレイド!!れいとうパンチ!!!」

おしまい