サトシ 「やっべ!!間違ってピカチュウ捨てちゃった」
- 2020.04.19
- SS
サトシ「うわ~どうしようパソコンで預けようと思っただけなのに」
タケシ「それは大変だな・・・」
カスミ「ピカチュウなんてまた捕まえればいいじゃない」
サトシ「あのピカチュウはオーキド博士から貰った大事なピカチュウなんだ」
カスミ「そっ」
サトシ「まだその辺探せばいるかな・・・」
タケシ「無駄だろうな。手放したポケモンは殺処分されるからな」
サトシ「・・・何だって!!」
カスミ「そうよ野良ポケモンが生態系に与える影響は凄いのよ・・・残念ね」
サトシ「嘘だろ!!・・・じゃあもうピカチュウとは会えないのかよ」
カスミ「そうよ」
サトシ「・・・まだその辺探せばいるかな」
タケシ「サトシ!!しっかりしろよピカチュウはもう」
サトシ「うるさい俺はピカチュウを探すんだ!!」
カスミ「あっサトシどこに行くの!?」
ムサシ・コジロウ「おっあれはジャリボーイ」
サトシ「あっロケット団!?この辺でピカチュウを見かけなかった?」
コジロウ「・・・!?ピカチュウがどうかしたのか?」
サトシ「カクガクシカジカ~」
コジロウ「それはもう・・・」
ムサシ「コジロウ!!」
ニャース「それはもう殺処分されてるにゃ」
ムサシ・コジロウ「おい!!」
ムサシ「・・・」
コジロウ「う~ん、まだ保健所に行けば間に合うんじゃないか?」
サトシ「保健所!!それどこに在るんだよ」
コジロウ「・・・お前保健所もしらないのか?そこの角を右に曲がったとこだよ」
サトシ「そうか!!サンキューピカチュウを連れ戻しにいくぜ」
職員「あの~ですから~」
サトシ「うるせ~んだよ中に入れろよ!!」
ジュンサー「え~っと、ここね不審者が暴れてるのは・・・」
サトシ「おっジュンサーさん、こいつに何とか言ってくれよ」
ジュンサー「・・・サトシ君!?どうしたの一体?」
サトシ「中にピカチュウがいるんだよ!!どうにかしてくれよ」
サトシ「うるせ~説教はいいから中に入れさせろよ」
ジュンサー「あのね、一度捨てたポケモンは二度と戻らないのよ」
サトシ「どうしてだよ!!」
ジュンサー「そういう決まりなの仕方がないのよ!!」
サトシ「くっそ!!俺の大事な相棒なんだよ・・・」
ジュンサー「・・・」
サトシ「は、博士!!」
オーキド「どうしたのかな?なにか揉めてるみたいだけど・・・?」
サトシ「それが・・・博士から頂いたピカチュウを~」
オーキド「なんだそんなことか・・・それなら大丈夫じゃ」
サトシ「えっ!?」
オーキド「サトシ君、ピカチュウを捨ててからレポートは書いておらんじゃろ?」
サトシ「はい」
オーキド「それじゃレポートを貸してみなさい」
ジュンサー「ま、まさか!!博士、それは違法こ~」
オーキド「うるさい」ボカッ
ジュンサー「うっ」バタッ
サトシ「は、博士!?」
オーキド「それではサトシ君、目を瞑るんじゃ」
サトシ「・・・分かりました」
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サトシ「・・・あれ?ここはポケモンセンター・・・」
タケシ「サトシ、どうかしたのか?」
サトシ「いや・・・オーキド博士は?」
カスミ「あんた何言ってるの?」
サトシ「・・・?え~っと何してたんだっけ・・」
カスミ「ポケモン連れだしに来たんでしょ!!ホントに大丈夫?」
サトシ「あっそうか・・・ピカチュウが戻ってる!!」
タケシ「・・・?」
サトシ「お~っしピカチュウを連れ出そうっと♪」
カスミ「妙にご機嫌ね」
サトシ「やっべ!!間違ってピカチュウ捨てちゃった」
おわり
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